6.病気への対応 2019/05/14 (火)

 平成19年4月に、病気の対応について下記のように書かれています。


1.まず、覚悟を決めること、死んでもいいと、自分の存在と人生を見つめ直して、
  本当に何をなすべきか、何をしたいのかを決める。(仕事、家庭、etc.)
2.明日死んでもよい、悔いはないと思って、毎日を生きること。
3.家族や周りの人々を思うこと。


対症的には、
ガン細胞は熱に弱い。
リンパ腺は比較的体表に近い所にある。
体の冷えは病気のもと。


1.朝、新聞を読みながら1時間風呂に入る。
  夜、本を読みながら1時間風呂に入る。
2.温熱シップを、腹・腰・リンパ腺に5~6ケ所貼って寝る。
3.朝は、熱い味噌汁。
4.温熱パック。


doc.
このdocなら、まあ死んでも仕方ないかと思える人



病気への対応を読んでいると、まさしく「覚悟」を決めた生き方を
していた人だっとあらためて思います。
毎日、夜になると「ああ、今日も忙しかったな。」と言ってから、
「ああ、今日も楽しかったな。」と必ず言っていました。
体も心もいつもクタクタに擦り減っていて、
自分の限界ギリギリまで生きていた人でした。


夫は、昔から温熱療法を熱心に行っていました。
温湿布を、年間を通して定期的に段ボールで1ケース購入していました。
馴染みの薬局で真夏でも大量に購入するので、いつも不思議がられていました。
寒い時期はいいのですが、真夏でも温湿布を身体中のリンパ節に貼って寝るので、本当に辛かったと思います。
真夏は夫が就寝中に熱中症にならないかと心配しました。夫は命懸けで、必死で、温熱療法をしていました。
確かに、体温が上昇するとガンのマーカー値が下がっていましたので、それなりの効果はあったと思います。


夫はお風呂はいつも長風呂でしたので、朝の忙しい時間帯などは家族は困り果てることも多かったです。
朝は、お風呂場に熊日新聞と朝日新聞の2紙を持ち込んで、新聞を全て読み終えるまでお風呂に入っていました。
夫が読み終えた新聞はお湯に浸かってしまい、いつもビショビショでした。
私は新聞が乾くのをしばらく待って、お昼頃に読んでいました。
夜は退屈しないようにいろんな種類の本を数冊持ち込んで、入浴しながら読んでいました。


数年前、湯布院の温泉に行った時、部屋のベランダに内風呂がありました。
夫はお風呂に入ったり出たりを、30数回ほども繰り返していました。
一度決めたことは、徹底的にやらないと気が済まない執念の人でもありました。
私は夫の長風呂がとても心配で、お風呂の中で倒れていないかといつもチェックしに行っていました。
お風呂というと、必ず思い出す忘れられない懐かしい思い出です。


最後に書かれているdoc.に関しては、病気になってから20年間お世話になっていた医師を
心から信頼していました。日頃から何でも率直に話せる関係を築けていました。
先日、長年お世話になったご挨拶に医師を訪ねました。


医師の話では、夫は亡くなる直前まで自分で病気の最新の治療法を詳細に調べて、
医師にFAXをしていたそうです。日本で認可されていない治療法であっても、
「治験でもいいので治療したい。」という希望を医師に伝えていたとのことです。
夫が詳細に調べた治療法は10書かれていましたが、
医師さえもまだ知らなかった治療法が2あったので驚いたと言っていました。
体調が悪い中、よくぞ調べたものだと感心するとともに、
何としても生きようと必死だったことが分かります。


最後に医師は、「僕は坂本さんはもう少し生きれて、
来年新しい治療が出来るかなと思っていました。」と言いました。
夫の体調は2年前から急激に悪化していましたが、
それでももう少し生きれるだろうと私は予測していましたので、
あっけないほどの突然の別れに物凄く驚きました。
私は医師の意見に納得して、深くうなずきました。