47.最後の夏休み 2019/08/07 (水)

 昨年の8月の日記帳を、パラパラとめくって眺めてみました。
8月3日に、夫の快気祝いをしてから体調が徐々に良くなってきました。
8月5日は、人吉の球磨川に写真撮影へ出掛けました。
8月8日は、顧問会社の懇親会に参加しています。懇親会では、夫の体調を心配して気遣う言葉を掛けて頂いたと言っていました。
      顧問会社は、夫が弁護士になった時から長年お付き合いがあるので、社員の方々は心底心配して下っていたようです。
8月9日は、夫の弟夫婦と食事会。
      二次会ではサクラミュージックランド音へ行き、オリジナル曲「祈り」を兄弟で一緒に聴きました。
      歌を聴いた後、夫は気分がとても良かったようで、4曲程歌いました。


8月10日は、夫は、星空の写真撮影をするために一人で宮古島へと旅立ちました。
8月12日、私は映画を2本観る予定でいましたが、暗い館内を移動中に段差に躓いて右肩を骨折し、救急車で搬送されました。
8月13日、夫は、私の骨折を知り、当初の予定を早めて急遽、宮古島から帰って来ました。
8月16日、夏休みを終えて仕事始め。
      夫は宮古島の撮影旅行がかなりきつかったようで、体調がとても悪い様子でした。
      この日は裁判が5件も入っていたので、ぐったりして疲労感が相当強かったようでした。
8月17日からは東京に行き、お台場のチームラボの写真撮影に行く予定でしたが、すべてキャンセルしました。
8月24日は、「奇跡の一日」でした。
       当日は朝からに体調がとても悪くて食欲もありませんでした。
       夜に予定していた、熊日新聞のMさんと同期のF先生との会食会へ、参加できるのか随分心配しました。
       でも、食事会では食事を完食することが出来ました。
       二次会でのサクラミュージック音では、陽気で快活でした。


 8月に入り体調が安定した途端、夫は、いつものようにパワフルに活動しようとしたので、再び体調を大きく崩してしまいました。
私が骨折したので夫は予定を早めて帰宅しましたが、予定通り宮古島に長期間滞在していたなら、
帰宅した時にはクタクタになって、おそらく魂が抜けたような状態になっていただろう姿が、容易に想像できます。
結局、夫が県外へ写真撮影に行ったのは、宮古島が最後となりました。
そして、夫の陽気で弾けるような笑顔を見たのは、8月24日の「奇跡の一日」が最後となりました。


 あらためて振り返ってみると、8月は激動の月でした。
宮古島に行ったことで体調を崩したのは確かですが、写真撮影をしたいと願い続けていた思いが実現出来たので、
夫はきっと満足だったろうし、幸せだったのだろうと思います。


 なお、掲載している写真は、夫が亡くなる前年(2017年8月)、沖縄の波照間島に旅した際、
深夜に開催された「星の観測ツアー」に夫が参加した時の写真です。星を見つめているのは夫です。
私がこの写真を見て「とってもいいね。」と言うと、夫は「そうか・・・」と言って、
嬉しそうな顔をしていたことを鮮明に覚えています。
夫は、今後は「星空」をテーマとして本格的に取組み、撮影しようと構想を練っていたようです。
2017年8月に星空を見つめていた夫が、2018年9月には星空の彼方へと旅立ったのですから、
写真を眺めていると、何とも複雑で不思議な気分にさせられます。