3.今ココニ 2019/05/10 (金)

 夫のノートには、夫が読んで感動した大切な言葉がたくさん書き写されています。
その中に「五十歳からの生き方」(中野孝次)の一部が抜粋されています。
特に大切な部分には線が引かれています。
線が引かれている部分は、下記のようになっています。


いずれは去らなければならないところを、少しばかり早く去ったとところで、それが何でしょう。
配慮しなければならないのは長く生きることではなく、充実して生きることです。
充実した人生は自分の心掛け次第だからです。充実した人生は十分に長い。


自分が生きているという事実のみに着目すれば、年も月も日もない。
あるのは永遠の今、「今ココニ」という時空だけだ。
「今ココニ」生きるだけと思えば、明日もなく昨日もない。
今日ただ今を生きる時間が持続するだけで、生きている限りを全力で生きていることが人間の義務となる。
そして、それの尽きる時が死なのだから、安じて死ねばよい。


一生のうちで自分は一体何がしたいのだと、よくよく考えて、自分にとってがこれが第一のことだというものを
思い定めたら、他の事は全て捨てて、その一事にのみ励むのがよい。
「今ココニ」自分が生きていることの不思議さ、ありがたさをあらためて感じている。
悟りを開くにいたらなくとも、そうやって心静かに「今ココニ」生きていることの喜びを感じているなら、
それは悟った人と同じ心持ちだと言っていい。


私にとって生きるのは「今ココニ」という時空があるだけある。
昨日は去ってすでになく、明日はまだ来ないので存在せず、私は今日という一日の、それも「今ココニ」のみ生きている。