1.私の人生 2019/05/08 (水)

 夫が大切にしていた大判の分厚いノート(黒と白)が2冊あります。
黒いノートには「私の人生」というタイトルで、1954年(昭和29年)2月2日に誕生してから、
年度ごとに詳細にいろんな出来事が書かれています。


 学生時代~司法試験合格~弁護士時代~事務所独立~病気発症~写真集出版~弁護士会会長時代までが書かれています。
60歳の部分では「?」と書かれていますので、平成24年頃までに書かれたものと思われます。
次のページを見ると、2ぺージにわたり見開きで、90歳までの年表が記入できるように作成してあります。
年度別に一覧表になっているので、ひと目見て夫の人生を一瞬で振り返ることが出来るようになっています。
誰が見ても分かりやすくまとめるのが得意だった、夫らしい工夫に満ちた年表です。


 夫は、私にいつも「俺は90歳、いや100歳まで生きるんだ。」と笑顔で言っていました。
私が夫に「もし私があなたより先に死んだら、あなたは独りぼっちよ、寂しいでしょう。」と言うと、
夫は「そうだな・・・」と言ってから、すぐにもう一度「俺は100歳まで生きるんだ。」と笑いながらきっぱりと言っていました。


 しかし、実際には夫は長生きすることよりも、短い人生であっても密度の濃い人生を送りたいと心から願い、
つねに努力を惜しまない人であったと思います。よく言っていたのが「人の3倍濃い人生を生きる」という言葉です。
今、夫の人生を振り返ってみると、本当に内容の濃い人生を生きた人だったとしみじみ思います。


 夫のノートには、夫が生きるうえで大切にしていた言葉や考えが凝縮されています。
丁寧にノートを読み返しながら、向き合って行こうと思っています。