9.プレミアムライブ 2020/01/11 (土)

 昨日、坂口恭平さんの絵画展を観に行った時、「tsukimi」(ツキミ)のオーナーの奥様から、
坂口さんのライブが開催されることを教えて頂きました。心象風景を描いた絵画がなかなか良かったので、
坂口さんがどのような方なのか興味が湧き、思い切ってライブに参加してみることにしました。


 ライブ会場の「tsukimi」の扉を開けると、すぐに坂口さんが「いらっしゃい」と気さくに声を掛けてくれました。
私がテーブルに座ると、偶然、隣りに坂口さんが座りました。
ライブの様子を写真撮影することや、ブログへの掲載の許可を頂きました。
坂口さんは「僕は著名人じゃないですから、じゃんじゃんして下さい」、
「肖像権とか、全然関係ないですから」とかなり謙遜されていました。


 ライブがスタートすると、坂口さんはご自身が作詞作曲したオリジナルの歌を、
ギターを弾いたり、キーボードを演奏したりしながら歌いました。
歌の世界に自然に身を委ねて、とても心地よさそうに歌っていました。
少し寂し気なメロディに乗せた、坂口さん独自の歌の世界が広がって行きます。


 ライブのラストは、牛深ハイヤの唄でした。
偶然ですが、今日の昼に観た肥後にわかのエンディングも牛深ハイヤの唄でした。
一日の昼と夜、同じ唄を2回聴いたことになります。
昼は民謡歌手・田中祥子さんの歌で、そして夜は坂口恭平さんの歌で。
坂口さんの歌は、歌いながらどんどん気分が高揚して行くのが伝わって来て、
聴いていてとても心地よくて、ウキウキとして楽しい気分になりました。


 ライブ終了後、坂口さんとお話しする機会が少しありました。
歌うことの楽しさについて訊ねると、坂口さんは躁うつ病を公表されていますが、
「僕は薬なんかよりも、歌う方がいいと思っているから」と語っていました。
私も、日頃から歌には絶大な癒し効果があると実感しています。歌うことで気持ちが楽になったり、
寂しさが紛れたり、救われたりしたことが何度もあるので、坂口さんの気持ちは十分理解できます。


 坂口さんはフレンドリーで落ち着いた雰囲気だったので、現在の精神状態が安定しているのだろうと感じました。
坂口さんにとって歌の世界は、病気と向き合いながら生きるための大切な場所なのだろうと思いました。