75.oriri-mfg~思い遣りの家具~ 2020/03/24 (火)

 伝統工芸館の2階展示室では、木製家具展 」が開催中です。
御船町にある工房「ソガフォルム」の曽我さんご夫妻が手掛けた、オリジナルの手作り家具
(テーブル・椅子・ガーデンファニチャー・時計・トレー・花立て)が約30点展示されています。


 ご主人は家具作家で、奥様はインテリアプランナー。
展示会場内の空間デザインはすべて奥様のアイデアによるものです。
通常の家具の展示会というと、ただ無造作に家具を並べるだけのものが殆どですが、
今回は展示の仕方が非常に工夫されていて、細部にまで奥様のセンスの良さが感じられとても素敵でした。
ご主人はセンスの良いジャケット姿で、奥様は小粋な感じの着物をお召しになっていました。


 そんなご夫妻が手掛けた作品はセンスがよくて、洒落た色遣い、優れたデザイン性、
細やかな配慮が行き届き遣い勝手が良さそうで、大変魅力的だと感じました。
ご夫妻に勧められて、椅子に座らせて頂きました。椅子の背のラインが身体にしっかり馴染み、
脚の部分も細やかな配慮が施されてました。ゆったりした気分になりとても寛げます。
こんな家具と共に生活出来る人は、さぞや幸せだろうなと思いました。


 今週の伝統工芸館は、1階展示室と地下展示室の催事は開催されませんでした。
唯一、2階だけが催事を行っていましたが、鑑賞者は私ひとりだけでした。
ご夫妻は、今回初めて伝統工芸館で展示会を開催されたそうです。


 晴天が続き、伝統工芸館前の桜も咲きはじめました。
2階展示室の広い窓から桜の木を見下ろすと、贅沢な気分が満喫出来ます。
ご夫妻は不安な気持ちを抱きつつも、展示会を開催されることは、
勇気のいる大きな決断だったことでしょう。来館者があまりにも少な過ぎるので、
ご夫妻のお気持ちを考えると、本当にお気の毒でなりませんでした。