234.コスチュームジュエリー&さをり織り 2019/12/03 (火)

 今週の伝統工芸館は、「コスチュームジュエリーの世界」が開催されていました。
例年ですと、2階の会場で開催されていましたが、今回は1階の広々としたメイン会場において、
約600点の作品が展示されて、大規模に開催されていました。
数年前、「コスチュームジュエリー」を制作している、南阿蘇にある「アトリエNature」を訪ねたことがありました。
ご自宅の一部を工房にしていて、アンティーク調の格調高いインテリアとコスチュームジュエリーが、
独特な雰囲気を醸し出していたことをよく覚えています。
その時以来、伝統工芸館で展示会を開催する時には、必ず鑑賞するようにしていました。


 「コスチュームジュエリー」と普段使いのアクセサリーとの違いは、デザイン性が非常に高く、
ゴージャスな雰囲気の作品が多いのが大きな特色です。世界にひとつだけのオートクチュールジュエリーです。
音楽の演奏家や、ステージで歌を披露される方などが買い求めると、以前製作者から聴いたことがあります。
ネットで受注制作をしているので、熊本だけでなく全国にファンがいるらしいです。
私とは全く無縁のコスチュームジュエリーですが、別世界へ誘ってくれる楽しい時間を過ごせました。


 伝統工芸館の地下では「さをり織り作品展」が開催されていました。
開催者に「障がいのある方の作品ですか?」と訊ねましたら「違います」との返答でした。
以前、美術館分館で障がいのある方が制作した「さをり織り」の作品を鑑賞した時、色彩の豊かさに大変感動しました。
今回の作品展は色彩にしてもデザイン性にしても、独自性があまり感じられませんでした。
「さをり織り」は「織る瞑想」だと聞いたことがあります。何も考えず「無」の状態で、無心にひたすら織るからこそ、
出来上がった作品が素晴らしいのだと思います。今回の作品展は、趣味の教室の作品展のようでした。
作品の点数は多かったですが、私が強く心惹かれるような作品には、残念ながら巡り合えませんでした。
障がいのある方の作品の方が、発想が自由で色彩の感覚が優れ、魅力的だということを再確認させられました。