229.通過点と循環 2019/11/26 (火)

 伝統工芸館から帰宅後、近所で買い物をしていましたら、知人が元ロアッソのサッカー選手だった巻 誠一郎さんと連れ立って、
近隣の店舗や飲食店に「引退試合」のポスター掲示の挨拶回りをしていました。
巻さんが昨年引退を表明されてからは「テレビタミン」のコメンティーターをされているのを観たことがあります。
身長は184cm、がっちりした体格で、誠実そうで爽やかな印象の方でした。


 引退試合は、「巻フレンズ vs 元日本代表ドリームチーム」
       【日 時】2020年1月13日(月・祝)午後1:00時キックオフ
       【会 場】えがお健康スタジアム


 引退試合に関して、巻さんは「この引退試合を僕のサッカー人生の通過点として、またこれからの僕の人生、
これまで支えてくださった方々の思いを胸に、2020年1月13日最後、皆さんの前でスパイクを脱ぐことができたら幸せです。」
と公式ホームページに決意を綴っています。


 巻さんの経歴を調べてみると、1980年生まれの39歳。大津高校から駒澤大学へ進学。
2003年、「ジェフユナイテッド千葉」。
2005年から2009年にかけて「日本代表」に選出。
2006 年、「FIFAワールドカップ」 ドイツに出場。
2010年7月、ロシアのアムカル・ペルミへ移籍。
2011年3月、中国の深セン紅鑽足球倶楽部へ移籍。
2011年8月、東京ヴェルディ。
2014年より、熊本でプレー。
        「ロアッソ熊本」で2014年より5年間に亘り、
        J2通算167試合に出場。
プロのサッカー選手として、一時代を築き上げた華々しい経歴。
最後は生まれ故郷の熊本へ。通算で16年間も活躍しました。



 巻さんというとすぐに思い浮かぶのが、2016年の熊本地震後、避難所に救援物資を届けて回り、
笑顔で声を掛けて人々を励ましていた姿です。また、復興支援サイトを立ち上げ、募金や物資の支援を呼びかけていました。
熊本の復興の為、懸命に尽力する姿が感動的でした。


 現在、巻さんは、サッカー関連の戦術本や指導書を読み「ビジネス」・「講演」・「サッカー」に分類された
大学ノートに、自分の考えをまとめているそうです。サッカースクール、エキシビションマッチ、試合の解説などの他に、
障害を持つ子供達の放課後デイサービス施設4店舗「果実の木」を運営する会社の取締役を務め、
障害者の就労支援に携わり、熊本の農業と福祉とを結びつける事業も手掛けているそうです。


 巻さんは「選手時代にいろんな監督のもとで様々な経験を積み、学べました。
企業の経営者の方やいろいろな活躍をされている方など、あらゆる立場や様々な経験を持つ人と話すと、
組織を構築するヒントがたくさん見つかるんです。 サッカーで得たものを社会に還元し、
社会で得たものをまたサッカーに還元する。そういう循環を起こしたいと考えています」と語っています。


 巻さんとの予期せぬ偶然の出会いに驚きましたが、色々調べて見るとしっかりした考えを持った、
魅力的な方だということがよく分かりました。来年の引退試合後の巻さんの新たな活躍も楽しみです。