214.二つの視点 2019/11/09 (土)

 島田美術館で本日より開催されている「二つの視点―フィンランド・日本」を鑑賞しました。
双子の兄弟(崇城大学准教授とフィンランド在住)による、フィンランドと日本の国交100周年を
記念した展覧会です。今年の5月から9月まで4カ月間に亘り、フィンランドの美術館でも開催された
展覧会の一環として、今回が最終展となります。双子がそれぞれの住環境の中で研鑽を積んで、切磋琢磨し、
それぞれの個性を活かした世界を確立していました。私は、フィンランド在住の弟さんが描く、
フィンランドの四季が異国情緒に溢れ魅力的だと感じました。



 今日はオープニングイベントとして、
 ①フィンランドの美術館で開催された展覧会の様子を、詳細に解説しながら写真をスクリーンに映して紹介。
  フィンランドの美しい景色も沢山映し出されました。川の畔にあるサウナも紹介されました。


 ②ピアニスト志娥慶香さんのコンサート
  毎年フィンランドを訪れ、美術館や教会でコンサートを開催しています。
  フィンランドの風景からインスパイアされて生まれた数々のオリジナル曲を演奏。


 ③ライブパフォーマンス
  今回のイベントのために札幌から参加されたバレエダンサーによる、
  音楽表現に合わせた情感豊かな即興のダンスの披露。
  そして、フィンランド在住の弟さんが、即興ダンスの一瞬の動きを鋭く捉えながら、
  和紙に水墨で描いた表現アート作品を仕上げます。
  ピアノ演奏、即興ダンス、即興アートが三位一体となった大変貴重なライブコラボレーションでした。
  私は、このようなライブパフォーマンスを初めて観たので大変感激しました。


 フィンランドの風景をイメージして作曲したピアノ演奏は、とても素晴らしくて泣きそうになりました。
バレエダンサーのしなやかな動きと情感豊かな表現力に、心を大きく揺り動かされました。
フィンランド在住の画家の弟さんが、バレエダンサーが優雅に舞い踊る姿を鋭い眼差しで見つめながら、
細長い和紙に水墨で、大胆なアート作品に仕上げて行く過程を拝見するのも大変興味深かったです。
ライブに参加されたパフォーマーたちが強く刺激し合って、観客も巻き込んで、
それぞれの燃え滾るような情熱を感じ合いながら、ひとつに溶け合って昇華して行くのを感じました。


 熊本でこのようなイベントを鑑賞することが出来たことに、大変感銘を受けました。
しかも、島田美術館という季節の移ろいを感じさせる豊かな自然に満ち溢れた素敵な空間で。
夕方の柔らかな木漏れ日が射し、秋の深まりを感じさせる風がそよぎ、木々の葉が音をたてて揺らぐのを感じながら、
特別な時間を過ごしている今この瞬間の幸せを感じていました。