204.「フィンランド&熊本のサウナ・トーク」 2019/11/02 (土)

 異色のドキュメンタリー映画「サウナのあるところ」は、
サウナの本場であるフィンランドで1年間のロングランを達成した話題の映画です。
私はサウナがとても苦手なので、サウナの映画に正直興味はありませんでした。
しかし、上映後にが企画されていた対談に興味があったので、映画を鑑賞することにしました。


 映画に登場する寡黙といわれているフィンランドの男性たちが、
サウナの中で重大な話を告白したり、泣き出したりするので、大変戸惑いました。
サウナという場所の捉え方が、日本とフィンランドでは大きく違うことが理解出来ました。



 上映後「フィンランド&熊本のサウナ・トーク」が開催されました。
登壇者は、映画「サウナのあるところ」の字幕監修者でもある坂根シルックさん
(日本在住歴40年のフィンランド人・九州ルーテル学院大学准教授)と、
サウナ施設「湯らっくす」の西生吉孝社長です。


 坂根シルックさんのサウナに関する話はとても興味深く、映画への理解もより深まりました。
シルックさんの話では、フィンランドでは昔からサウナは、自然が豊かな湖のほとりにあったそうです。
サウナで火照った身体を、湖で冷ましたそうです。
昔は教会へ行く前日、サウナで身体を清める神聖な場所でもあったそうです。


 フィンランドのサウナは、仄かな灯りの中で熱くなったサウナストーンに
水がかけられる音が響き渡り、蒸気に包み込まれる静かな空間です。
自然と心の奥底に抱えている悩みや苦しみなどを、語り出す癒しの場所でもあるのです。


 一方、日本のサウナは「エンターティメント型」で、サウナにテレビや漫画本が設置されていたり、
サウナの中でビールを飲んだり、寝そべったりできるようになっています。
フィンランドと日本、それぞれに違った楽しみや魅力がありますが、
私は心が浄化されるというフィンランドのサウナに興味が湧き、体験してみたいなと思いました。


 ちなみに、息子が学生時代に北欧旅行をしたことを思い出し、
息子にフィンランドのサウナのことを訊ねてみましたら「すごく寒かったよ。」と言いました。
そして、「『湯らっくす』のサウナは、すごくきれいだったよ。」と言っていました。
日本のサウナに慣れている者にとっては、フィンランドのサウナには正直戸惑いを覚えるのかもしれません。
映画を観て、事前に学んでおくことが大切なのでしょう。