7.うちがわのげんじつ 2020/01/10 (金)

 今朝の熊日新聞に、坂口恭平さんの絵画展「うちがわのげんじつ」が開催中との記事が掲載されていました。
開催場所は、南千反畑町の「tsukimi」(ツキミ)というカフェギャラリー&ライブハウスです。
「tsukimi」は、白川公園近くにある満月ビルの2階にあります。


 展示されている作品の数は多くはありませんが、テーブルには大量の作品が平置きされていました。
1点1点丁寧に鑑賞するという方式は、なかなか良いアイデアだと思いました。
坂口恭平さんは、2023年に大規模な個展が決定していて、毎日作品を描いているそうです。
大量の作品を鑑賞していると、坂口さんの心模様を窺い知ることが出来ます。
澄んだ透明感のある美しい色合いの作品や、時にはグレーだけの暗いタッチの作品もあります。
絵を眺めていると、坂口さんの心情が少しだけ理解出来るような気がしました。
絵画の技法やテーマにこだわらずに、その日その時、瞬間的に心の中に浮かんだ風景や感じ取ったものを、
心のままに自由に表現しているといった印象を受けました。


 坂口さんが帰熊されてすぐの頃、大学の校友会に初参加された時に、夫が坂口さんと話をしたそうです。
帰宅してから、夫が私に「校友会ですごく面白い人に会ったよ」と話していたことをよく覚えています。
今でこそ、坂口さんは作家・画家・建築家・シンガーソングライターなど、多彩な才能を活かして大活躍されていますが、
夫が坂口さんに初めて出会った頃はまだ無名で、ちょっと変わった人といった扱いをされていたようです。
今ではすっかり有名になり、在熊ということもあり熊本では文化人として大変有名です。


 将来、大規模な絵画展が開催されると、今回ような小さな空間で寛いで作品を鑑賞する機会が
少なくなることが予想されます。そういった意味でも、今回は貴重な絵画展となっています。