68.自分なりの味覚 2020/03/18 (水)

 久し振りに初心に戻って、基礎的な料理を学ぶのも楽しいかもしれないと思い、料理の初心者向け体験教室に参加してみました。
料理教室は息子がまだ小学生低学年だった頃、パン・ケーキ・フランス料理・茶懐石料理・中華料理・日本料理・洋食料理・家庭料理を、
ホテルの料理長や飲食店を経営されている料理人などから、6年間に亘り学びました。私は幼い頃から料理に興味があり、
一時は料理人になりたいと真剣に考えたこともあるほど、料理の世界に対して強い興味があります。


 料理教室の講師は栄養士の資格を持ち、料理の講師歴5年の爽やかで感じの良い方でした。
「ケーキ」・「パン」・「春の行楽弁当」を作るグループにそれぞれ分かれていて、「体験教室」の生徒は私ひとりだけでした。
料理は、料理初心者向けの「肉じゃが」・「味噌汁」・「ご飯」の3品を作りました。
ご飯はホーローの深鍋で炊いていたので「美味しいのだろうか?」と心配になりました。
味付けは、水・酒・味醂・醤油を計量スプーンで正確に計量して味付けしました。
味噌汁は、カツオでダシをとってから、予め計量されている味噌で味付けをしました。


 あっという間に料理が出来上がり、私はひとりで試食をしました。
ご飯は、やはり私が心配していた予想が的中し、固くてパサパサして粘り・甘み・ツヤがありません。
肉じゃがは、私が作る時は「出し汁」に調味料を入れて、好みの味付けに仕上げて行きます。
料理教室では「水」で煮込んでいたので、味に深みが感じられませんでした。
味噌汁は、私は日頃、味噌はチョーコー・卑弥呼・ゆっくり味噌の3種類(白味噌・麦味噌・合わせ味噌)をブレンドしています。
教室では味噌は1種類だけしか使用していなかったので、味噌汁の旨味やコクが物足りなく味の深みが感じられませんでした。


 試食後、講師から「お味はどうでしたか?」と優しい笑顔で訊ねられました。
親切に指導してくれた講師に対して大変申し訳ないとは思いましたので、本当のことを言っていいものかと一瞬悩みましたが、
やはり自分の心に嘘はつけないので「私が作った料理の方が美味しいと思いました」と正直に控え目な感じで言いました。
私は、味覚に対して自分なりの強いこだわりがあるので、全国組織のマニュアル化された料理教室は向かないようです。
私は、発見や驚きがあり学びが多く、料理の奥深い世界に触れることが出来るタイプの料理教室が好きです。
久し振りの料理教室でしたが、手順を考えながら手際よくテキパキと動けたことは大きな収穫でした。