181.コスモスに誘われて 2019/10/08 (火)

 萌の里で開催中の「コスモス祭り」へ、夫の母と息子の3人で出掛けました。
これまでは、夫の写真撮影に同行して何回も行ったことがありましたが、
数年振りに萌の里のコスモスを鑑賞しました。


 あいにく曇り空でしたが、風は涼しく、爽やかな秋風が吹いていました。
夫が「写真を撮る時は曇り空の方がいいんだよ。」とよく言っていましたが、
確かに、可憐なコスモスが風に揺れている様子が、しっとりとした感じでいい雰囲気でした。


 足の不自由な夫の母のために、息子が車椅子を借りて来ました。
でこぼこ道の斜面を、息子が一生懸命に車椅子を押す姿を見ていましたら、
以前、夫が母を連れて九重の花公園へ行った時のことが、懐かしく思い出されました。


 夫は体調が悪い中、車椅子に母を乗せて、広大な花公園の敷地内を一周していました。
夫は苦しそうに息をして、かなり無理をしているのが分かったので、
私は何回も止めましたが、車椅子を押すことを止めませんでした。


 その時の夫の姿と、息子の姿が重なって見えました。
母は、花公園に行った時も、今回の萌の里でも、夫や息子に対して、
何回も「ありがとうね。」と言って心から感謝していました。


 萌の里は平日にも関わらず、大勢の人がコスモスを鑑賞していました。
三脚を立てて写真撮影をしている人を見掛けると、やはり夫のことが思い出されます。
夫は、あの場所で、あの角度から、狙いを定めて熱心に撮影していたな・・・とつい思い出します。
吹く風や降り注ぐ陽射しを鋭く感じ取りながら、楽しみながら撮影していました。


 阿蘇の大自然の中に佇んでいるだけで、心が澄み渡り晴々としました。