177.シネマカフェ 2019/10/02 (水)

 今朝、知人のフェースブックを見ると、私が観て面白いと思った映画のことを、辛辣に酷評してたのでビックリしました。
しかも、驚くような不適切な表現をして書いていたので、私はとてもショックを受けて不愉快になりました。
フェースブックやブログは、どんな人が読んでいるか分かりませんので、ある程度の公共性も念頭において書くべきだと思います。
自ら自制し、書く時には最低限の一定のルールやマナーがあってしかるべきだと考えます。


 私は、映画の感想を書く時は、自分が感動出来た映画の感想だけを書くように心掛けています。
自分が不出来だと思った映画の感想を書く必要性は全くないし、そんなことは無意味です。
いつも謙虚な姿勢であることを、忘れてはならないと考えています。
自分の怒りの感情にまかせて書いた文章は、書いているご本人も、さらには他人をも不愉快にさせるものです。


 私は、批判的なことを書く時こそ、言葉を慎重に選んで、細心の注意を払いながら、冷静に書くことが大切だと、
夫が仕事をする姿から学びました。書いた文章からは、書いた人の人柄が強く滲み出ます。
ただ感情に任せて書いた不適切な文章というのは、書いた人の人格や品格までをも疑わせます。
知人は、日頃は穏やかでおっとりした印象を受けますが、今回の文面を拝見すると、
かなり感情の起伏が激しい方なのだろうと推察しました。
まだお若い方なので、色々気付かない点が多いのだろうと思われました。
私がアドバイスするよりも、やはりとても大切なことなので、自分自身で是非気付いてくれることを願います。


 私が、朝からもやもやした嫌な気分でいたところ、偶然、電車で映画評論家の園村昌弘さんとお会いました。
私は思い切ってお声を掛けてみました。NHKテレビのニュース番組「クマロク」の中に登場する、
園村昌弘さんが出演されている「シネマカフェの大ファンです。」と言いました。
そして、例の知人が酷評していた映画の話しをしましたところ、「僕もその映画は観ましたが、僕はそうは思いませんよ。」と優しく言って下さいました。
そして、映画の裏話や、これから公開される映画の見どころの他に、今からNHKの「シネマカフェ」の撮影に行くことなども教えて下さいました。


 園村昌弘さんは、熊本で最も有名な映画評論家ですから、相当な数の映画を鑑賞されるのかなと思い訊ねますと、
「僕が観るのは、年間100本位ですかね。」と言うので驚きました。映画マニアは、とかく年間何百本観たと自慢したがる傾向があります。
私も、以前は年間200本位観ていたこともありましたが、今は本当に観たい作品だけ集中して観るようにしています。
園村昌弘さんが「映画は観た本数ではなくて、どれだけ深く観たかですからね。」と優しく教え諭すように言った言葉が印象的でした。
やはり、素敵な人というのは控え目で、物腰が柔らかくて、一言一言に重みがあり、説得力があります。


 園村昌弘さんとの偶然の出会いが、私のもやもやした嫌な気分を、一瞬にして吹き消して下さいました。
電車に乗っている間の短い時間でしたが、とても豊かな時間を過ごすことが出来ました。
突然、話し掛けた私に対して、優しく応対して下さった園村昌弘さんの温かい人柄に触れることが出来て、益々ファンになりました。