176.「ホテル ムンバイ」 2019/09/30 (月)

 2008年、インドのムンバイで発生した同時多発テロにより、
ムンバイの5つ星ホテルが、武装したテロリスト集団によって占拠されました。
多数の死者や負傷者が出た事件を題材にした実話の映画です。


 テロリストを携帯電話で操る邪悪な首謀者。
残忍な殺戮を神の名のもとに、平然と行うテロリストの恐怖。
ムンバイに特殊部隊が配置されていなかったことが、事件を長引かせ、大惨事へと至らしめます。


 怯え、逃げ惑い、パニックになる宿泊客やホテルの従業員たち。
死と隣り合わせの極限の状況の中、ホテルの料理長や従業員はホテルマンとしての誇りを胸に抱き、
自己犠牲の精神で、宿泊客の身の安全を最優先に考え、状況を慎重に判断し、命懸けの最善の選択をします。
自分の事よりも、宿泊客のことを最優先に考えて行動する勇気と行動力に、深く感銘を受けました。


 全編、銃撃シーンや爆破シーンなど残酷で壮絶なシーンの連続なので、物凄い緊迫感があり、ずっと緊張しながら鑑賞しました。
まるで、映画を観ている私も、逃げ惑う宿泊客の一員になったかのような錯覚を覚えるほどの、リアルな臨場感がありました。
ハラハラ、ドキドキしながら鑑賞しました。


 映画のラスト、携帯電話を利用して遠隔地から、テロリストの若者たちを洗脳していた首謀者が、
今も所在不明のままだとテロップが流れた時、恐怖を感じました。
世界中のどこかで、またいつ日か、ムンバイと同じような残虐なテロが2度と発生しないことを、心から祈ります。