89.ビリーさん 2019/06/10 (月)

 昨日、鶴屋東館において「着物着付け選手権」が開催されていたので観覧しました。
振り袖の部、留袖の部、目隠し着付け、着物の変遷、花童(はなわらべ)による踊りの披露、表彰式と、大変盛沢山の内容となっていました。


 「振り袖の部」と「留袖の部」では、それぞれ21名程が参加して一斉に着付けがスタートします。
手早い人だと5、6分で着付けを終えます。私は、こんなに大勢の人が着付ける姿を、初めて見ました。
上手な人は、立ち姿が凛として美しく、手先の使い方の一つ一つも丁寧で、動きにまったく無駄がありません。


 「振り袖の部」の参加者の中でひと際目立っていたのが、タレントのビリーさんです。
熊本の夕方のニュース番組にコメンテーターとして出演しているので、熊本の人にはすっかりお馴染みです。
ビリーさんは、テレビ出演の時も毎回着物を着ています。確か、講師の資格も取得されていると聞いたことがあります。
スタイルが良くて、愛嬌があり、笑顔がチャーミングで、モデルさんのような雰囲気でした。
ビリーさんは、手慣れたて様子で自信に溢れていて、堂々と着付けをしていました。大勢の観客の注目の的でした。
ビリーさんは、予選と本選のどちらも一番早く美しく着付けをしていました。


 着付けのコツは、姿勢を正しくして左右のバランスを取る、という基本姿勢をマスターすることが大切だそうです。
基本が出来ていれば、集中力が高まり、手の感覚だけで鏡を見なくても美しい所作で着付けが出来るとのこと。
あえて目隠しをして視界を遮っても、まったく躊躇することなく短時間で着付ける様子を目撃して、
普段から着物に親しむことが、重要なのだろうと思いました。


 着物の変遷では、皇族の儀式の時に見る十二単や、時代劇でよく見る舞妓さんや花魁の着付けも面白かったです。
また、ビリーさんが着付けを担当した現代風着物の着付けでは、着物の裾を上げて裾からレースを見せて、ハイヒールに合わせていました。
モデルの外国人の女性が、終始満面の笑みを浮かべながら、洋服感覚で着物を楽しんでいる様子が印象的でした。
ユニークな発想で着物姿で活躍しているドイツ人のビリーさんですが、ブログを拝見すると着物への愛を英語で発信されたり、
外国人を対象とした着物のワークショップも開催されていて、着物の国際化にも大きく貢献されているようです。