210.堀川宏「二人展」 2021/11/24 (水)

 夫が尊敬していた熊本の写真家・堀川宏さんが、奥様と共に「二人展」を開催中とのことで、会場のフードパル熊本の
敷地内にあるコーヒーギャラリーK&Kへ行きました。あいにく定休日だったので、入口のガラス戸越しに写真を拝見しました。
堀川宏さんらしい個性と感性がキラリと鋭く光る作品を、和紙にプリントすることで味わい深い作品に仕上がっているようでした。
近くで見ることが出来なくて残念でした。


 フードパル熊本は、熊本市北区にある食品工業団地です。オープン当初は、工場見学や制作体験のできる施設やレストラン、
ショッピングコーナーなどがあり「食のテーマパーク」として賑わっていました。オープン時は、上熊本駅からフードパル行きの
シャトルバスが出ていたそうです。現在はゴーストタウンのようです。殆どの店舗が閉鎖され閑散とし、かつての賑わいが
遥か彼方のことのようです。


 フードパルからサクラマチへ行くバスは2時間に1本しかありません。仕方がないので、周辺の景色を眺めながら長い長い坂道を、
散歩がてらゆっくり歩きました。道の途中、立派な柿の木が見えました。そういえば、夫の実家の庭にも大きな柿の木があったことを、
ふと懐かしく思い出しました。この辺りは自然が豊かなので、タヌキや野ウサギも出没するそうです。かなりの距離を頑張って歩き
ましたが、そろそろ限界だなと思っていたら、運良く坂の途中に、結構大きなタクシー会社がありました。


 神の恵みとばかりにタクシーに乗ろうとしたら、入口にネコが2匹いました。運転手さんに「会社でネコを飼っているんですか」
と訊ねると、全部で3匹の捨て猫が居ついたそうです。今では「ネコのご飯一覧表」が社内に掲示されていて、社員が自費でネコのご飯
を購入し一覧表に記入する取り決めになっているそうです。「自分だけ買わないわけに、いかんとですよ」と愚痴をこぼしていました。


 運転者さんは、昔捨てネコを拾って家で育てていたそうです。その頃は、毎日ご飯に味噌汁をかけた「猫まんま」を与えていた
そうです。私が「今は人間の食べるものは塩分が多いので、食べさせたらいけないんですよ」と言うと、「今は、難しかですね」、
「他ん者が、ちくわば食べさせとりました」と言うので「ちくわも駄目ですよ」、「チュールがいいですよ」と言うと、「何ですか、
それは」と言うので、「ネコはみんなチュールが大好きですよ」と教えました。時代が変わるとネコに与えるご飯も、味、栄養、
健康を考慮して変化し進化しています。帰りの道中、終始ネコのご飯談義で盛り上がり、楽しい時間となりました。


#堀川宏&豊子「二人展」写真展#フードパルK&Kギャラリー#ネコのご飯一覧表