204.鶴田一郎の世界展 2018/11/18 (日)

 画家・鶴田一郎さんの作品展が、ギャラリー「天聴の蔵」で開催されています。
山鹿灯籠まつりのポスター制作30周年記念の作品展です。


 会場の「天聴の蔵」は旧酒造という風情のある建物です。
天上が高く(高さ約10m)開放感があり、酒造りの昔ながらの道具が置かれていてレトロな雰囲気です。
山鹿灯籠のポスター(30点)は、天井から不規則に吊るし、薄暗闇にふわりと浮かび上がっています。
表情、特に眼差しの美しさ、手先の動きの美しさに目を奪われます。


 ポスターが展示されている中央にはさり気なく仕事机が置かれています。
机の前の壁には、鶴田一郎さんからのビデオメッセージが投影されていて見ることが出来ます。


 今年8月、島田美術館において作品展が開催されました。その時は会場が狭いので小品が中心でしたが、
今回は会場が広いので、100号の大作も観ることが出来ます。


 私が特に気に入ったのは、会場に入って真正面に飾られていた「弥勒菩薩~五十六億七千万年の闇の向こう~」です。
暗闇の中、仄かな灯りに照らされて浮かび上がる菩薩の神々しいまでの美しさに魅了されて、暫く身動き出来ませんでした。
小さな蓮の花の蕾も愛らしく、何て美しいのでしょう。いつまでも観ていたくなる魅力的な作品です。


 もう1点「美麗菩薩」のブルーの色の濃淡の美しさにも惹かれました。
こちらの作品は「弥勒菩薩」とは対照的な艶っぽささえも感じさせるような美しさが感じられました。
菩薩のような見目麗しい女性美の極致を描いたような作品です。


 100号の大作は、やはり迫力があり見応えがあります。
ニューヨークで個展をされる予定だそうですが、女性美を追求されている作品はきっと評判になることでしょう。


 なお、作品の写真撮影及びブログ掲載は、許可を得ています。