109.カナエの旅立ち 2021/06/09 (水)

 昨日のテレビのニュースと本日の熊日新聞の報道で、熊本市動植物園のチンパンジー「カナエ」が、
6日午前9時、飼育員さんに見守られながら息を引き取ったことが発表されました。報道によりますと、
カナエは昨年3月頃からふらつきや痙攣が時折みられ、今年5月下旬から心不全を疑わせる症状も出始め、
6月に入ると食欲が著しく低下し、6日亡くなったとのことです。カナエは42歳。人間でいえば80歳。


 カナエは、西アフリカのシエラレオネの野生生まれ。2011年3月、民間の動物研究施設である
京都大野生動物研究センター熊本サンクチュアリ(宇城市)から、チンパンジー舎の完成に合わせて来園。
カナエは5頭いるチンパンジーの中でも体が大きくて食いしん坊さんでした。自分の好きな食べ物を両腕で
しっかり抱え込む姿がユーモラスで、とても強く印象に残っています。


 今日の熊本は朝から気温がグングン上昇して、動物園の見学には不向きでしたが、カナエの献花台が設置
されているとのことでしたので、在りし日のカナエを偲びたいとの思いから、午前中動植物園を訪れました。
カナエを偲ぶ心尽くしの献花台には、沢山の美しい花とカナエの大好物だった巨峰とジュースが供えられていました。


 昨年みるくが初出産を控えていた時、飼育員さんが「カナエが出産経験があるから、子育てを助けてくれますよ」
と笑顔で話していたことを、ふと思い出しました。飼育員さんがカナエを頼りにしていたことがよく分かります。
10年間に亘りカナエのお世話をしてきた飼育員さんに、見守られながら旅立ったカナエ。
悔いのない幸せなお別れをすることが出来たのではないかなと思います。
カナエ、沢山の美味しいものを食べることが出来て幸せだったね。
仲間たちとも毎日仲良く楽しく過ごせて幸せだったね。
42年間のカナエの人生は幸せだったよね。どうぞ安らかにね。