104.Pastel 2021/06/01 (火)

 熊本在住の作家・坂口恭平さんの個展「Pastel」が、長崎書店のギャラリーで開催中です。
昨年から毎日制作しているパステル画の展覧会です。風景画の他に、新たに室内画シリーズ
も展示されています。坂口恭平さんのご自宅と私の自宅が近所なので、時折お見掛けします。
パステル画に描かれている街の風景は、私にとっても馴染みの深い場所ばかりなので親近感が湧きます。



 ギャラリーに展示されている小さなパステル画は、1作品を完成するまでの所要時間は、
約1時間ほどとのことです。小さな作品ですが、近くで鑑賞すると緻密でとても繊細に描かれています。
空や海の色が明るく透明感が感じられるのは、きっと坂口恭平さんの心が澄み渡っているからでしょう。



 会場内には坂口恭平さんの愛用のギターや、プランターが置かれていました。作家活動の他に、
建築、音楽活動(歌のライブ・ギター・サックス・チェロ・ピアノ)、いのっちの電話相談、畑仕事、
水墨画、パステル画、料理、編み物、織物、陶芸・・・。さらには、坂口恭平美術館の設立も予定
されているようです。多芸多才で、何事も諦めずに継続することによって、どの分野においても
独自の世界を展開しているところが凄い才能です。



 会場内に置かれた椅子の上に、さり気なく置かれた手書きのイラストをよく見ると、
それは展示されている作品の値段表でした。小さな字で1作品150,000円~200,000円と
書かれていたので物凄く驚きました。高額にも関わらず、すでに売却済の作品が数点あるらしいです。
もしかしたら、会期中に全作品が完売する可能性もあります。



 坂口恭平さんのカリスマ性のある強烈な個性と、熱い生き方に惹かれる熱烈なファンが多いので、
注目度の大変高い個展となっています。