35.気持ちを軽くするコツ 2020/02/11 (火)

 熊本県医師会館において「気持ちを軽くするコツ」~認知行動療法のエッセンスをもちいて、しなやかな心をはぐくむ~
というタイトルの公開講演会が開催されました。講師は大野裕医師です。精神科医であり「認知行動療法研修開発センター」理事長です。
初めて入館した医師会館は、まだ真新しくて会場も広々としていました。定員300名でしたが、ほぼ満席でした。


 大野医師は、Eテレ「心の時代」にも出演した経験があり、番組で放映された患者とのカウンセリングの様子の映像も紹介されました。
人間関係のストレスで落ち込んだり、不安を感じたりした時に気持ちを整えて、コントロールする仕方について学びました。
具体的な対処方法としては、①マインドフルネス(ゆっくりと息をしてみる)、②考えを整理する、③次に繋がる前向きな考えをする、
④他の可能性を考えてみて工夫する、⑤分かってくれる人がいると気持ちが楽になる、⑥とっさの判断に縛られない、
⑦楽しい行動や遣り甲斐のある行動を増やす、⑧大きな喜びよりも、小さな喜びを積み重ねる、⑨自分には出来ないと決めつけない、
・・・などがポイントです。


 また、「傾聴」が効果的だと語られていました。「傾聴」は話しやすい雰囲気作りをして、穏やかに接するのが大切だそうです。
大野医師はユーモア溢れるソフトな語り口で、ポイントを分かりやすくまとめた資料を多用した講演会でした。
参考になる点が沢山あり、参加して良かったです。




 私は、何か心配事があると、札幌在住の叔母に相談することにしています。
叔母は今年88歳になりますが、見た目も話す内容も、実際の年齢よりも10歳以上若いという印象です。
元々おおらかな性格で、物事の見方や考え方がしなやかで柔軟です。
叔母と話していると、自然に気持ちがゆったりとして楽になりリラックスします。
いつも気がつくと1時間近く話していて、最後は笑顔で電話を切ります。


 私は叔母のことを生き方が上手なので、「人生の達人」と呼んでいます。
日々の暮らしを精一杯謳歌しつつ、いつ死んでも悔いはないという潔い覚悟をして生きています。
叔母との話の最後は、いつも「最期はどうなるんだろうね」という会話になります。
長患いだけはしたくないというのが、私と叔母の共通の願いです。
私は叔母に「100歳まで生きてね」といつも言っています。



 私のように、気軽に相談出来て信頼できる人がいるということは、とても重要だと思います。
講演会で認知療法について具体的に学びましたが、最も重要なのは話を聞いてもらえる存在がいることだと思います。
自分の考えを話すことで、考えを整理することが出来ます。また、違う見方や考え方をアドバイスしてもらえることも大切です。
色々参考になる点が多い、有意義な講演会でした。