79.「キンキーブーツ」 2021/04/26 (月)

 熊本ピカデリーの大きな特色は、歌舞伎やブロードウェイのミュージカルやオペラが、映画館の大きなスクリーンで
観ることが出来るということです。先日、歌舞伎を鑑賞しましたので、今回はブロードウェイのミュージカル
「キンキーブーツ」を鑑賞しました。ミュージカルの本場、ブロードウェイに観に行くなどは生涯出来ませんので、
映画館のスクリーンで楽しめるのは夢のようです。音響設備が素晴らしく、スクリーンも観やすく、椅子もとても
座り心地が良かったです。3面スクリーン同様に大満足の設備と空間です。


 「キンキーブーツ」は、昨年亡くなられた俳優の三浦春馬さんが、日本版上演で主演されたことで大変話題になった作品です。
ブロードウェイ版の主演俳優の豊かな声量、心が震える卓越した歌唱力、演技力の巧みさ、15センチの真っ赤なハイヒールの
ブーツを履いたキレのあるパワフルな最高のパフォーマンス・・・すべてにおいて完璧で、ミュージカルのレベルの高さに圧倒されました。


 物語のテーマである「ありのままの自分を受け容れて、前を向いてたくましく生きる」というメッセージが確かに伝わってきて、
感動的な内容となっています。時折、観客席の様子が映し出され、笑い声、拍手も聴こえるので一体感が味わえます。
まるでブロードウェイで舞台を観ているような感覚になります。身体が自然とリズムを刻み、笑ったり、涙ぐんだりしながら、
気分が徐々に高揚して行きます。迫力満点の生の舞台を鑑賞した時に感じると同じ、高揚感と深い感動を覚えました。
ラストでは、思わず拍手をしました。素晴らしいミュージカルを、特等席で鑑賞したような余韻に浸りました。