59.名作「俺の家の話」 2021/03/27 (土)

 毎回楽しみにして観ていた「俺の家の話」の最終回。親の介護、認知症、能楽の世襲問題、プロレスの世界、子供の発達障がい、
離婚、再婚、恋愛・・・、など盛沢山の内容のホームドラマ。脚本は宮藤官九郎さん。小ネタや旬なネタが散りばめられたコメディ。
毎回くすくす笑いながら気軽に観ていたのですが、最終話はこれまでの全てのストーリーが伏線として回収される実に見事な展開でした。
衝撃的な事実が明かされてからは、西田敏行さんの一人芝居の名演技もあって、胸が締め付けられてずっと泣きながら観ました。


 馴染みのない能楽の世界が舞台となり、人間国宝・プロレスラー・介護士のサクラちゃん・ラッパーのラーメン屋・弁護士・・・、
など見た目の面白さだけを狙ったドラマかと思っていたら、喪失感への向き合い方をしみじみと描きながら、深い家族愛を描いた
感動的なドラマでした。誰も予想しなかった展開に、宮藤官九郎さんの完璧な脚本の素晴らしさに感心しました。
心から笑ったり泣ける良質な脚本ほど難しいものです。あらためて宮藤官九郎さんの突出した才能の素晴らしさに感服しました。
4月以降は、裏方に転身することを発表している長瀬智也さん。今後の人生への花向けともなる、心に残る名作ドラマでした。