30.中村哲医師追悼上映会 2020/02/04 (火)

 「中村哲医師追悼上映会」が、デンキカンにおいて一夜限定で開催されました。
3階の広い会場は満席となり補助椅子も出され、さらに立ち見も出るほどの沢山の方々が鑑賞されました。
デンキカンにおいて、DVDを映画館のスクリーンで上映するのは、今回が初めてだそうです。
「アフガニスタン 用水路が運ぶ恵みと平和」は、中村哲医師とアフガニスタンの人々が共に力を合わせ、
幾多の苦難を乗り越えて、生きるうえで最も大切な用水路を完成させるドキュメンタリーです。



 昨年12月4日、中村哲医師が銃撃され急死(享年73歳)された事件は、
大きな衝撃を与え、日本中が深い哀しみに包まれました。
ニュース番組等で中村医師の功績の一部分が紹介されましたが、
今回の映画を鑑賞して、より詳細に活動内容を知ることが出来ました。
日本の昔ながらの工法に学びながら試行錯誤を繰り返し用水路を完成させ、
干ばつで砂漠化した土地を長い歳月をかけて、緑豊かな大地へと変貌させて行く過程は感動的でした。


 中村医師のいつも遠くを見つめているような、意志の強そうな温かな眼差しが印象的でした。
いつも淡々とした表情をされていますが、志を貫く意思の強さが確かに感じられました。
中村医師の告別式に参加された駐日アフガニスタン大使が、
「アフガン人はみんな泣いています」と述べた言葉が胸に染み渡ります。
現地では子供から大人まで多くの人々に慕われてい尊敬され、ヒーロー的存在だったと言います。
また、地元新聞は「中村医師を失ったことは壊滅的な悲劇であり、国民全体が逝去を悼み、
献身の記憶を永遠に忘れてはならない」との記事を掲載したそうです。


 熊本では、2月29日「お別れの会」も予定されています。
あらためて中村医師の崇高な人柄に触れ、深い感銘を受けました。