10.「その女、ジルバ」 2021/01/11 (月)

 ドラマ「その女、ジルバ」は、東海テレビ・フジテレビ系の「オトナの土ドラ」としてスタートしました。
原作は「第23回手塚治虫文化賞マンガ大賞」を受賞した、有馬しのぶさんの同名マンガです。
演技派として評価の高い池脇千鶴さんが、9年ぶりにテレビドラマの主演を演じることで注目されています。


 池脇千鶴さんは新米ホステスのアララと、伝説のママ・ジルバの2役を演じます。ドラマの舞台となるのは、
昭和レトロな超高齢熟女バー「BAR OLD JACK & ROSE」。ホステスの平均年齢は70歳以上。
戦前戦後、昭和、平成、令和へ、どんな時代も明るくパワフルでポジティブに生きてきた女性たちの姿から、
アララの人生も少しずつ輝き始めるというストーリーです。ホステスは、中尾ミエさん・久本雅美さん・草村礼子さん・
中田喜子さん、草笛光子さん・マスターは品川徹さんが演じます。アララの同僚は真飛聖さん、アララの上司は江口のりこさん、
アララの元恋人は山崎樹範さんが演じています。個性派揃いの役者さんたちの競演も見どころのひとつです。


 優れたドラマは、物語のはじまりからすぐに面白さを予感させます。池脇千鶴さんの言葉のひと言ひと言が胸に深く沁みます。
また、キャスティングが魅力的で、どの役柄も個性的でうまく描かれているので、物語に重厚さが感じられます。
素晴らしい脚本は、倉本聰さんが主宰される富良野塾で学んだ吉田紀子さんです。吉田紀子さんの代表作として、
ドラマ「Dr.コトー診療所」がよく知られています。


 ドラマの第1回目では、くじらママ(草笛光子さん)が 40歳になったアララ(池脇千鶴さん)に
「おめでとう。あなたのこれまでの40年、 そしてこれからの大切な人生を、 命ある限り生きていきましょう」
と送った言葉が胸を打ちました。本当に久し振りに、優れたドラマに巡り会えて心が躍りました。
毎週末が待ち遠しく楽しみです。すでに名作の予感がするお薦めのドラマです。