226.おかえりなさい 2020/10/12 (月)

 熊本地震後、仮店舗で営業をしていた「ブラッセリーラシュレ」が、5月24日より、
南阿蘇で再オープンすることがホームページで告知されました。熊本地震でレストランは
被災していませんでしたが、レストラン周辺で大規模な崩落が発生し大きな被害を受け、
移転を余儀なくされていました。


 熊本地震発生後、南阿蘇周辺を車で通行したことがありましたが、あまりにも変わり果てた
景色に茫然とした記憶があります。その時以来、数年振りに南阿蘇を車で通行しました。
道路はきれいに整備されて、数年前の悲惨だった状況が嘘のようです。


 「ブラッセリーアシュレ」の佇まいは、昔と全く同じでした。森の中にひっそりと佇む、
異国情緒漂う素敵なレストラン。南阿蘇にいることを忘れてしまいそうです。
余計な装飾が全くなく、すっきりとして清々しい、居心地の良い空間。
心が穏やかになる、心地よいヒーリングミュージックが流れています。
小窓から眺める外の景色に心を奪われます。柔らかな陽射しを浴びた木々の美しさに
思わず溜息が洩れます。


 いつものように柔らかな笑顔を浮かべながら、謙虚で温かなおもてなしをして下さるご夫妻。
南阿蘇の新鮮な野菜を丁寧に調理した料理の数々は、誠実で優しい味わいがしてご主人のお人柄を偲ばせます。
ご夫妻には「おかえりなさい」、「おめでとうございます」と言葉掛けをしました。


 実は「ブラッセリーラシュレ」に夫とふたりで初めて訪れた時、素敵な空間と美味しい料理に
すっかり魅了されて、「夫の写真集を置かせて下さい」とお願いましたところ、
暖炉そばにある飾り棚に写真集を置いて下さいました。今回訪問したのは、再オープンに際して
写真集が飾られているのかを確認したいという目的もありました。しかし、残念ながら飾り棚には
ドライフラワーが飾られていました。時は流れ過ぎ行きました。致し方ありません。
ちょっぴり寂しい気持ちを抱えながらも、心の中は爽やかな秋風が心地よく吹き抜けていました。