199.獣医師と遭遇 2020/09/04 (金)

 台風9号が過ぎ去り、多少気温が下がり、涼しくなったように感じられましたので、急遽、久し振りに動物園に行くことにしました。
まずは、ホッキョククマのマルルを見学。暑さに弱いマルルのために、ミストが設置されましたので、マルルはミストの真下の定位置
から動こうとしません。しきりに口をパクパク動かして、何事か吠え続けていました。きっと快適だったので、思わず喜びの声を挙げ
ていたのかもしれません。これからもマルルの住環境を整備して、少しでも孤独なマルルが快適に過ごせるように工夫して頂きたいです。



 次に、ライオン舎へ向かいました。すると、ライオン舎前に設置されている柵の中に入って、金網越しにライオンに笑顔で語り掛けて
いる若い男性がいました。驚いてさり気なく声を掛けてみると、獣医師で子ライオンのサニーに、歯が生え揃っているのかを点検していたそうです。
今日も母ライオンのクリアはピリピリムードで、相変わらずサニーが近くに来て甘えようとすると、激しく威嚇していました。
サニーはしょんぼりして、寂しそうに背中を向けてクリアから離れた場所にいました。獣医師の話では、クリアは現在、発情期で
気が苛立っているそうです。また、ライオンは生まれながらに甲状腺の病気(機能亢進症)のある動物だと教えてくださいました。
私も甲状腺の病気がありますが、ライオンたちも私と同じ薬を毎日服用しているそうです。獣医師は、先日、大分サファリーへ移動した
子ライオンのレオとココに会いに行ってきたそうです。しかし残念ながら面会は出来ず、レオとココの一般公開は2、3年後に
なるそうです。



 最後は、妊娠中のチンパンジーのみるくを観に行きました。丁度、チンパンジー舎は清掃中でした。みるくだけが別室の小部屋で安静
にしていて、他のチンパンジーたちは森の中で遊んでいました。11月に出産予定のみるくですが、乳房は大きく膨らみ、お腹も全体的に
大きくなっていました。獣医師の話では、みるくが初めての出産なので、赤ちゃんをちゃんと抱いて育児出来るかが、今一番の心配事
なのだそうです。あらゆるケースに備えて、京都大学からアドバイスを頂いているそうです。私は、みるくはきっと優しいお母さんとして、
立派に子育てが出来るような予感がしています。



 偶然にも、獣医師に遭遇し、貴重な話が色々聴けたので有意義でした。余談ですが、獣医師は、大分に移動する前のレオとココに、
「僕が麻酔銃で打ちました」と言うのでビックリ!その時、クリアが激しく怒り狂って威嚇したという、リアルな話もして下さいました。
私も当日の夜、ツイッターで詳細を知り、しばらく号泣し、悲しく寂しい気持ちを抱え泣きながら寝たことを話しました。
獣医師の話では、大分でレオとココに会うことは出来なかったですが、「元気に暮らしているそうです」とのことでした。
これまでは、飼育員さんと話せただけで嬉しかったのですが、全く予想もしていなかった獣医師と話せて感激しました。