126.ライフ 生きることは、表現すること 2020/05/23 (土)

 現代美術館で開催中の「ライフ 生きることは、表現すること」を鑑賞しました。
多彩な表現者たちの自由な発想による作品は、ユニークな作品揃いで見応えがありました。



 会場入り口に足を踏み入れるとすぐに、自閉症の若者の点描画の無数の作品に驚かされました。
なんて根気のいる細かい作業なのだろうと感心しました。色彩の豊かさにも惹きつけられました。
その他にも、ユニークな自撮り写真で全国的に一躍有名になった、西本喜美子さんの写真コーナーもありました。
車に轢かれながら稲荷寿司を食べたり、新聞を広げて読んでいる合成写真がクスッと笑えます。
西本さんは現在92歳ですが表情が豊かで、ユーモアのある発想力が凄いです。
坂口恭平さんのコーナーでは、坂口さんの多彩な創作活動を垣間見ることが出来ます。
絵画・料理・ギター製造・手編みセーター・織物などの作品を鑑賞することが出来ます。
坂口さんはこの他にも、作詞作曲・歌手・陶芸・農業・ピアノ演奏・ギター演奏など、本当に多彩な方です。



 私が今回の「ライフ展」で最も心惹かれたのは、片山真理さんのセルフポートレートです。
片山さんは両足を切断している自らの身体をモチーフにして、挑発的で衝撃的な写真作品を創作されています。
どの写真も個性的で、一度観たら忘れられないほどインパクトがあります。
私は片山さんの切断された両足よりも、片山さんの凛とした表情がとても印象的でした。
片山さんの精神的な逞しさや、意思の強さを感じました。
当初は、4月に片山真理さんのアーティスト・トークが開催される予定だったことを知り、
開催が中止になったことが本当に残念でなりません。