244.雪おんな 2019/12/12 (木)

 現在、熊本で開催中の「女子ハンドボール世界選手権大会」を記念し、
熊本県立美術館の吹抜けホールにおいて、清和文楽「雪おんな」の公演が開催されました。


 美しくて怖い「怪談話」や、上演後の人形との「ふれあいタイム」もありました。
広いホール内は満席で、外国の方々の姿も結構多かったようです。
日本語で語られる人形浄瑠璃ですが、話しが分かりやすく、
人形の動きがダイナミックで、表情も豊かなので、外国の方々も十分楽しめた様子でした。

 
 伝統芸能の人形浄瑠璃「文楽」は、太夫・三味線・人形が一体となっています。
怪談「雪おんな」を上演した時の「太夫」の語り口が、あまりにも素晴らしくて聞き惚れました。
情景描写や登場人物の感情表現が非常に豊かで、それぞれの役柄が憑依したかのような、
迫真の表情と独特な義太夫節に、すっかり惹き込まれました。
昔、夫とふたりで清和村まで行き、清和文楽を鑑賞した時には分からなかった、
清和文楽の面白さが少し分かったような気がしました。


 清和文楽は江戸時代(1850年頃)、山都町(旧・清和村)を訪れた淡路の人形芝居の一座から、
村人が人形を買って、技術を習ったのが始まりで、農家の人々が伝承してきたそうです。
これまでに、海外公演も数回行っているとのことです。
清和文楽の次世代の担い手として、若い方が数名いました。
伝統を継承する人材育成が、見事に成功していることに安心しました。

 
 テレビ局などのマスコミも数社来ていて、「ふれあいタイム」終了後、
外国の方々を取り囲んで熱心に取材し、活気があり賑わっていました。
「女子ハンドボール世界選手権大会」を記念する「おもてなし企画」としては、
外国の方々にも喜んで頂けたようですし、大成功だったようです。