268.マルル 2017/12/23 (土)

 熊本動植物園で、12月23日(土・祝)と24日(日)の2日間限定で夜間開園(午後9時まで)されていますので見学して来ました。
現在、熊本動植物園は、熊本地震の復旧作業のため土・日・祝のみ部分開園しています。この特別な2日間は、2017年最後の開園日です。
熊本動植物園に行くのは数十年振りなので、地震後どのような状態になっているのか初めて見るので、少しドキドキしました。
入園するとすぐに大規模な工事中のエリアがあったり、立入禁止区域が多いことに驚きます。歩道も亀裂があちらこちらに見られます。


 折角の夜間開園でしたが照明設備が充実していないので、像のエリアでは2頭の像が暗闇に紛れて、残念ながら殆んどその姿が見えませんでした。
キリンは丁度テレビ局が撮影をしていて、強い照明をあてていたお陰ではっきり姿を見ることが出来ました。


 今回の夜間開園で最も注目されていた、北極熊のマルルの特別公開(午後5時~8時30分)は一番人気でした。
今月8日に5歳になったマルル。誕生日プレゼントの黄色のボールがとっても気に入っているようです。
ボールを壁にぶつけたり、空に向かって高く投げたり、抱きかかえて泳いだりしていました。とても活動的で迫力がありました。
私のそばに飼育員さんがいたので話を聞きますと、熊本地震後に一般公開するのは今回が初めてだそうです。
今日のマルルは、とてもテンションが高いそうです。大勢の人に見守られて嬉しそうです。
飼育員さんもそんなマルルの姿を見て、ニコニコして嬉しそうです。


 私の隣にいた女性と何気なく言葉を交わすと、「マルルという名前は円山動物園の『マル』から名付けられているんですよ」と教えてくれました。
その他にも、マルルのことについてとても詳しいことに驚きました。
その女性は神奈川にお住まいで、日本中の動物園の北極熊を専門にウオッチしているそうです。つい先日も帯広動物園に行ってきたそうです。
今回、マルルの特別公開を知り、2日間マルルを見るだけのために熊本まで来たそうです。
マルルのお母さんのララ(札幌・円山動物園)が生んだ8人の子供もすべて見ているそうです。
「子供たちはみんな顔がよく似ていて、きれいな顔をしているよ。」と言っていました。
マルルは双子で、もう一頭のポロロは徳島動物園にいるそうです。「ポロロもマルルと同じように元気な子ですよ。」と教えてくれました。
そして、「マルルは生まれた時からずっと動物園育ちですからね、今日は大勢の人に見守られて嬉しんでしょうね。」と言った言葉が印象的でした。
動物園育ちの動物は、人間に見られていることが自然で、人間に見られていない状態が続くと寂しいのかもしれません。
動物園に行くと動物マニアに出会うことが多いですが、話を聞くと知らないことばかりで本当に面白いです。
元気一杯で、活動的なマルルを見ることが出来て大満足でした。


 園内の中央ステージでは、クリスマスソングのゴスペルイベントが開催され、クリスマスの雰囲気を盛り上げる演出もされていました。
午後6時を過ぎると、家族連れ、恋人同士、友人たち・・・大勢の人で賑わっていました。
熊本動植物園に再び活気が戻って来ました。飼育員さんや職員の方々の嬉しそうな様子も心に強く残りました。