266.ALL TIME BEST 2017/12/19 (火)

 12月19日、玉置浩二さんのライブが開催されました。チケット発売と同時にすぐに完売となった大人気のライブです。
今年はソロデビュー30周年、安全地帯結成35周年、ダブルアニバーサリーイヤーです。
記念すべき今年一年を締め括る、渾身のライブとなりました。


 会場内を見渡しますと、親子2代に亘るファンが多いことに大変驚きました。
フジテレビのFNS歌謡祭で若手人気歌手とのコラボや、BSNHKの玉置浩二ショーなどを通じて、
歌を聴いてファンになったという年若いファンもいました。
また、かなりご高齢のご夫婦などもお見受けしました。
客層がとても幅広いという印象を受けました。


 ライブでは、第一部はソロ活動の中で生まれた歌を披露し、第二部では「安全地帯」時代のヒット曲を披露されました。
ライブは午後6時30分からスタートして、午後9時10分頃終了しました。
2時間40分間の中、途中でバンドメンバーの紹介と衣装の着替えをするために僅かな時間舞台袖に行っただけで、
休憩は一切なし、トークも全くなし、懸命に次々に歌を披露されました。物凄い集中力です。


 その歌声は最後まで衰えることなく、ズシリとした重量感のある歌声が響き渡ります。
テンポの速いノリのよい歌、哀愁のある歌・・・どの歌も聴く人の心にストレートに伝わってくる不思議な力強いパワーを感じさせます。
歌の間奏でも、感情の発露の証しのように、常に心のままにメロディを口ずさみます。
歌の世界観に深く浸りながら歌っているように感じました。


 私が特に印象深かったのは、「男はつらいよ」と「悲しみにさよなら」、そしてアンコール曲の「夏の終わりのハーモニー」です。
「男はつらいよ」は、渥美清さんの明るい歌い方とは全く違っていて、ゆっくりとしたテンポで、一人の男性の哀愁をしみじみと歌い上げます。
「悲しみにさよなら」は、歌の最後の方に「悲・し・み・に・さ・よ・な・ら」と小さな声で囁くように言っていたのが効果的でした。
「夏の終わりのハーモニー」は、最近NHKテレビ「songs」で、井上陽水さんと玉置浩二さんが再共演したことで再び脚光を浴びている曲です。
歌の終わりはマイクを使わないで歌いましたが、声量があるので声が十分響き渡り深い余韻を残します。
ライブの最後を締め括るのに相応しい、美しいメロディの名曲です。
玉置浩二さんの圧倒的な声量、卓越した歌唱力、繊細な表現力に酔いしれた夜でした。