264.「熊本城×特撮美術 天守再現プロジェクト展」 2017/12/17 (日)

 熊本市現代美術館で開催中の会「熊本城×特撮美術 天守再現プロジェクト展」を鑑賞しました。
今回の展覧会は、ミニチュアで被災前の姿を再現することで、
熊本の未来像を描いていくための一助となり、復興の機運につなげようと企画されたそうです。 
会場内には、今回の展覧会の全体のセットプランを設計し、
プロジェクト全体を監修・指揮された特撮美術監督の三池敏夫さんのお姿もありました。
長身で、トレードマークの黒いニット帽を被り、にこやかで優しそうな雰囲気の方でした。


 熊本地震前の熊本城や、通町の電車通りの街並みを再現したミニチュアの精巧さに驚かされました。
写真や動画の撮影もOKなので、大勢の人が夢中で写真撮影している姿が多く見掛けられました。
照明の色も何パターンかあるので、照明が変わるたびに雰囲気も一気に変化します。
作品に近付いて見ることが出来ますので色々な角度から眺めたり、
坐り込んで見たり、あるいは見下ろしてみたり、様々な見方が楽しめます。


 繁華街の賑わいからは楽しそうな会話や、電車・バス・車などの雑多な音が今にも聞こえてきそうです。
街を見下ろすように聳え立つ熊本城は、どっしりとして勇壮です。
石垣は形や並べ方も細部まで忠実に再現されています。
また、お城の屋根は木を使用していて、美しい曲線を再現しています。
ミニチュアに物凄い情熱を注いでいる職人技に驚き、
製作者の方の完璧を求める意識の高さに敬服しました。


 背景の晴れ渡った青空と白い雲が、熊本の明るい未来を予感させます。
いつまでも眺めていたくなるような、ワクワクする楽しさに満ち溢れていました。
何回も見たくなるような、魅力的な展覧会です。